寮に入ると、家賃が安く済んだり、防犯面で安心感が得られるというメリットがありますが、その反面デメリットもあります。たとえば、寮と職場が近いと、病院からの呼び出しが常にある可能性があります。また、苦手な先輩や同僚が入寮している場合は、プライベートでも気を遣うシーンが多々あるでしょう。さらに、病院側だと救急車のサイレンの音が頻繁に聞こえるため、それが気になって落ち着かなかったり、眠れなかったりすることも考えられます。したがって、神経質なタイプの人は、防音対策として耳栓などを用意する必要があるかもしれません。
これらは看護師寮に住むときのデメリットのほんの一部であり、他にも門限の有無や厳しいルールなどが存在するので、メリットばかりに目を向けることは避けましょう。そして、住まい選びでは自分が何を大切にしたいのかを明確にして、優先順位をつけておくべきです。看護師寮に入るにしても、不動産会社でアパートやマンションを独自に契約するにしても、メリットとデメリットはかならずあります。ですから、自分の気持ちを整理したうえで、事前に情報収集をしておくことが大切です。
プライベートの拠点となる住まいの良し悪しは、看護師ライフに大きく影響してくることもあるので、勢いで決めるのではなく、慎重に決めるようにしてください。WEBサイトの中には、看護師寮に関する詳細が載っているものもあるので、参考にしてみると良いでしょう。